テスラモーターズ『モデルS』の自動運転機能を日本でも配信開始

テスラモーターズ モデルs出典:www.plugincars.com

1月15日に、電気自動車の開発・販売で有名なテスラモーターズの最上級モデルである『モデルS』の自動運転機能を含むソフトウェアの配信が発表されました。

国土交通省の承認も受けたことで、日本の公道での自動運転が本格的に可能な時代に突入です。

テスラモーターズモデルS出典:insideevs.com

インパネ中央に備えられた大型ディスプレイをタッチパネルで操作することで、車に関するほぼ全ての機能を制御することが可能です。

今や車もコンピューター制御の時代。パソコンやスマホのアップデートと同じように、ソフトウェアを更新することで新たな機能が追加されていきます。

テスラモーターズモデルs出典:www.caranddriver.co

テスラモーターズモデルs出典:www.teslarati.com

今回更新された機能としては、

・高速道路などで自動運転が可能になる『オートパイロット』

・ウィンカー操作で車線変更が行える『オートレーンチェンジ』

・自動駐車機能の『オートパーク』

の3つの機能です。

これらの機能は日本以外の数カ国ではすでに実用可能な機能でしたが、国土交通省の承認が下りたことで日本でも本格的に導入されることとなりました。

それぞれ動画での実演がありましたのでご覧ください。

公道での『オートパイロット』の実演です。

条件によっては完全にハンドルから手を離しての走行も可能になりました。

短い動画ですが、『オートレーンチェンジ』の実演動画もありました。

完全に手放しで車線変更しています。

こちらが『オートパーキング』です。

縦列駐車や、車庫入れが苦手な方には非常にありがたい機能ですね。

実はメリットばかりじゃない|モデルSのこんなデメリット

魅力的な機能が満載のモデルSですが、無視できないデメリットも少なからずあるようです。

テスラモーターズモデルs出典:insideevs.com

1、充電に時間がかかる

モデルSは完全な電気自動車なので、給油の代わりに充電が必要になります。

テスラモータースで今後日本国内でも設置予定の急速充電ステーションであれば、30分の充電で約270キロの走行が可能なようですが、一般的に自宅に設置する200Vの充電器だと、1時間の充電で1時間しか走れないというような苦情も実際に寄せられているようです。

2、放電してしまう

ガソリン車とは異なり、乗っていなくても少しづつ充電した電池が放電していってしまうというデメリットも報告されています。

フル充電してから丸1月乗らないと、30%〜60%もの電力を放電してしまうようです。

新車のうちはまだしも、数年後のことを考えると決して無視できないデメリットです。

3、車体がでかい・重い

写真などで見る限りそこまで大きな車には見えませんが、車幅2、2メートルと、巨大SUVのランドクルーザーをはるかに上回る大きさです。

さらには、車重も約2、6tと相当な重量があるため、駐車スペースに困るオーナーさんが少なからずいらっしゃるようです。

少なくとも立体駐車場には止められないと考えておいたほうがいいでしょう。

テスラモーターズモデルs出典:bgr.com

電気自動車が登場してから年月が浅いこともあり、まだまだメリットばかりというわけには行かないようですが、改善を繰り返しながらテスラのような車がこれからのスタンダードになってくるのは間違いないでしょう。

環境に優しく、安全で人にも動物にも優しい車が日本の国道を走る日も意外とすぐそこまで来ているのかもしれません。

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